現代日本において「春闘って何だっけ?」というのが、実感だと思う。学生の頃は、鉄道やら製造業やらも張り切ってストライキをしてお祭り騒ぎになっていたわけだけれども、そんな姿も久しい。赤い旗も力を失い、あとはヘンな眼鏡をかけたおっさんが何か言っているだけになった。そんな春闘。
しかし、航空業界だけは、旧態依然企業なので、客足がどうなろうとストする。そもそも、ストライキを「スト」と短く呼ぶところあたり、すでに時代錯誤な感じがする。今日は全日空。従業員にも経営者にも、社会的責任企業であるという自覚がさっぱり見あたらない。社会がどうなろうと自分が優先だというのだ。アメリカ式の生き方に魅力を感じているのだろう。
問題だなーと感じているのは、ストライキそのものだけではない。今回ストライキすることになったのは、小さい飛行機ばかりを運行している子会社ばかりということだ。地方空港から地方空港へ、というようなスキマ便なので、ストライキなら仕方ないから違う航空会社便で、とカンタンには切り替えられない。しかも聞くところによると、空港に行ってみて初めてストライキを知る人が多かったようだ。抜き打ちに近い。そんなの、乗客に対する裏切りだ。
「オレたち、闘ってる。カッコイイっ!! こうやって世の中を押し上げているのだ」なんて思っているなら、大間違えだ。時代を取り違え、クライアントを放り出し、自分たちのことで精一杯な、超カッコ悪いマヌケでしかない。
全日空4労組が時限スト突入、国内115便欠航見通し
春闘を巡ってスト突入を通告していた全日空グループの労働組合のうち、「エアーニッポン乗員組合」(組合員407人)など4労組は23日、会社側との交渉が決裂、同日の初便から終日ストライキに突入した。
(略)ストに突入したのは、このほか「エアーニッポンネットワーク乗員組合」(組合員43人)、「エアーネクスト乗員組合」(同14人)、「エアーセントラル乗員組合」(同.37人)の各労組。いずれも賃金やパイロットの育成プログラムなどに関する要求に対し、会社側の回答を不服としている。
グループ内の乗員組合で最大の「全日空乗員組合」(同1507人)は、会社側との交渉が妥結、ストを回避した。
(略)
[読売新聞社:2006年03月23日 11時06分]
つまり、ごね得?
DA[blog]:Photo Pierre






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