記憶に残る中止巨大プロジェクトといえば、やはり台場地区の開発を前提とした東京都主体(と思われる)世界都市博かな。事務局が1000億円くらいの損失が出る、っておどかしてたけれども、結局610億円くらいの損失だったということらしい。
滋賀県知事選、嘉田由紀子氏が初当選…社民支持
滋賀県知事選は2日、投開票され、新人の大学教授・嘉田由紀子氏(56)(無=社民支持)が、現職・国松善次氏(68)(無=自民・民主・公明推薦)、新人の県労働組合総連合議長・辻義則氏(59)(無=共産推薦)を破って初当選した。
(略)選挙戦では、同県栗東市で5月末に工事が始まった新幹線新駅「南びわ湖駅」(仮称)の建設が大きな争点となった。
県債残高が約9053億円(今年度末見込み)と一般会計当初予算約5050億円を上回る借金を抱える中、嘉田氏は、県が約117億円を負担する新駅を「税金の無駄遣い」として「凍結」を主張。
[読売新聞社:2006年07月03日 01時46分]
地元の請願とかいろいろあるけれども、結局誰が得をする話なのか、いまいちよく飲み込めない。たとえば、のと鉄道をあっさり廃止にするような人たちが頑張って作った能登空港。作ってみたものの、外部から見れば当然だがパッとせず、「年に一度は、東京へ行こうよ」というトンチンカンなポスターを作ったり航空運賃を助成したり、平均搭乗率70%以下の場合は2億円まで地元が航空会社へ補填したり。でも、結局、だめなものはダメなんだ。空港作るメリットは何だったのか? 行政は建設土木業とべったりなんだ、どこの地域も。
誰が得をするのかわかりにくいといえば、神戸空港。なんなんだ、ありゃ。静岡空港。高速道路も民営化とか改革とかいろいろ言ってきたわりに、計画路線は取り敢えず全部作ることになった。何故だ? 地元の請願だから仕方ないのだ。地元の請願だといろいろな費用の一部を地元が負担しているから、にべもなく中止すればいい話でもないらしいのだ。
話はもどって、南びわ湖駅。着工したところ、ということのようなので、中止するなら、今だ。新人県知事がビッグ公約を、地元企業や、地元企業の二人羽織で踊るイナカ議員たちをどうやって押さえつけて完遂するのか注目しなければならない。どうせ、見込の数字は安易なゆるい目論見なのだろうから、推進派がそろえてきた数字なんてあてにしてはいけない。
再検討の結果、キビシい条件で考えても地元に利益が出るならば、やればいい。でも、税金を無駄に使った挙げ句、滋賀県域で財政再建団体が発生してもこまる。そうなると群馬県民だからカンケーない、というわけにいかなくなるぢゃないか。
財政再建団体入りを決定した夕張市だけど、そういえば。「前年同期を上回る平均75万5000円の夏季期末勤勉手当(ボーナス)を職員に支給していた(2006年7月1日12時38分 読売新聞)」とのこと。公務員って、いい商売だねー。600億円も負債を抱えていても、条例を変えることなく、取り分はきっちり取りまっせー。
DA[blog]:Photo Pierre






『「不要だという県民の意思が(選挙で)示された。今年度予算の執行を停止する」と述べ、建設凍結の公約を実行する考えを改めて強調した
[読売新聞社:2006年07月03日 13時46分]』そうだ。そりゃそうだよな。
さて、キックバック議員たちの反撃が始まるのだろうか。