社会の常識へ挑戦する

芸術的表現としては、世の中の非常識が来世紀の常識になったりすることも、無いとは言えない。むしろ、常識にこだわると新しい表現を導き出せなかったりするモノだ。

でも、インターフェイスは芸術ではない。常識にとらわれて仕事をすることがひとつの条件のようになっているものと思われる。例えば、冷温を表す色彩としては、ブルー系は冷たさをレッド系は温かさを表現する。これが、トルコの田舎のホテルのシャワーのノズルみたいに赤が冷たくて青が温かいとなると、少なくともニッポン的常識を当てはめようとして、利用者は混乱する。

ウェブサイトのインターフェイスでも、「→」は進むで「←」は戻る、という明文化されていないジョーシキがある。左側から右側が多く表現するグラフの常識を取り入れたんだ。

ところが、ある出版社のウェブサイトでは、このインターフェイスの常識に横やりを突き刺す挑戦しています!!


【追記 2007.12】

何度も見てみて気づいたのは、この本文の作者がイラストレイターであること。そして、マンガ風な画面構成になっていること。つまり、マンガ本は右上から左下に向かって読むような設計になっているため、それを踏襲して当該ページでも左へ「すすむ」(右へ「もどる」)構造になったのかもしれません。

それにしたって、わかりづらいや。

人見知り編

なんと、次の画面に遷移するボタンが左下に付いていて、左向きの三角形で「すすむ」。初めのページなので「すすむ」しかありませんが、次のページ以降は、左向きに「すすむ」、右向きに「もどる」が表示されます。

しかも、ただ結末を急いで見せないためなのか、「すすむ」も「もどる」も表示1秒後くらいに表示されます。インターフェイス部の表示が1秒後でもいいですよ。でも、せめてアルファ30%くらいでうすぼんやりでも表示しておくべきぢゃなくて? 一応「1/18」っていうように、18コマあるうちの1コマ目です……といった表示はあるけれども、「すすむ」も「もどる」も表示されていない1秒間は「この先、どこにも進めないのかよぉーっ!!」という気分になります。

利用者をいらいらさせるためのインターフェイスだとしたら、これはもう大成功と言えるでしょう。あるいは、右利きが有利なインターフェイスに対するアンチテーゼなんでしょうか。でも左利きのヒトも右利きの常識に慣れていて左利き用ハサミとか使いづらいっつってますけど、どーなんですね。

【リンク】メディアファクトリー「コミックエッセイ劇場

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