その先取り、必要?

父の日ポップ

毎年第3日曜日は父の日ということになっています。母の日があって父の日がないのはまずい、といういかにもア〆リ力人らしい発想で誕生したというような噂くらいは知っておりますが、ニッポンにおいてはただモノを売る口実として使われているのが現実です。

いいですよ、商売ってのはそーゆーものですから。購買意欲をかき立てて、いかに多額の投資をさせるか、というのが商売ですから。でも、季節を無駄に先取りする常識は、ナントカした方がいい

この「季節感先取り」の感じを広告のスタンダードとするのは、やめた方がいいのではないかと思われます。父の日は6月中旬なのに、ヒマワリ!! フィリピンでの広告にはちょうどいいかもしれませんが、このポップが掲示されているのは群馬県のデパートです。群馬県のヒマワリの旬は7月後半から8月いっぱいくらいではないかと思うわけです。

広告はこのようにして、先取り感を強調するばかりで季節感は無視して作られることがあります。それって、どうなのよ!? たしかにニッポンってば季節感無くトマトを一年中食べたり理にかなっていない国です。だからといって広告業界までもがそれにどっぷりつかっているのは、短期的に見て会社の利益につながる感じがしているのかもしれませんが、長期的には社会を破壊し、消費活動低下を招くことにつながりかねないのではないかという気がしているのです。

ヒマワリくらい記号的に有無を言わせぬ主張をしたいのであれば、せめてアジサイくらいにならなかったものか。あるいは、今が旬の果物……びわ、メロン、いちごあたりでは駄目なのか。梅雨の時季(群馬にも梅雨があります)を快適に表現した何かなかったのか。それなりの企業なので、それなりに会議をして決めたのではないかと思われますが、たぶん「会議を開催したという記録のための会議」だったのでしょうね。社会のこと、教育のこと、消費者のことなんてとくに考えもしなかったのかもしれません。だからいつまでもパッとしないんだろうけど。

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