ネットワークカメラでライブビュー......ってのは、初期投資額が大きく、ストリーミングサーバーの確保などいろいろ面倒のタネだったわけです。そんなわけで、ライブカメラ設置の企画がもちあがっても、頓挫してしまうことが多かったのではないかと想像します。
しかし、外出先から家の中のペットの様子を知りたい人がいたり、本部から支店の様子を知りたい人がいたり、SOHOの仕事室にいながら赤ちゃん部家の様子を監督していたい人がいたり、その多様化した「ちょっとした今を知りたい欲望」をインターネットの普及に伴い簡単にかなえられるような道具が出現してきている。
今回は、ネットでたまたま見つけたコレガのネットワークカメラCG-WLNCMNGV2を使ってみることにした。パンもチルトもできない固定型で、ズームもデジタルズームなのですが、何といっても安い。税込の定価が23,100円って、バカじゃないのかというくらい、安い。イマドキってこんなに安いの!! ......考えてみれば、ケータイにカメラなんて当たり前の時代。しかもテレビ電話(という呼び方もどうかと思うんだけど)も使うかどうかは別として機能としてはほぼ当たり前──の時代。ちょっと冗談で設置実験してみるには持ってこいじゃない!!
というわけで、通販でいきなり購入。翌々日にはもう手元に届きました。
でも、ヒトに紹介するのにこの名前「CG-WLNCMNGV2」はひどい。くだらない駄洒落でも愛称があることって大事だな......。
ライブビュー機能の他に、撮影した画像をFTP送信する機能、撮影した画像をe-mail送信する機能(要SMTPサーバ)もあって、価格設定のわりに多機能。
さっそくセットアップしてみることにしましょう。
まずは、カメラの設定にWindowsが必要ですので、お忘れなく。Macな人は、このカメラ本体と付属のCD-ROMとLANケーブルを持って、Windowsパソコンを使っている友人の所に行って設定しなくてはならないでしょう。
説明書を見ながら、
- WindowsをLANから切り離し
- パソコンのTCP/IPを 192.168.1.3 に固定して(使っているネットワークによっては違います)
- カメラとWindowsパソコンをLANで接続し
- 設定する
もう、これだけでいきなり写ります。これを、ネット経由で見られるようにします。ここから先の設定は、ブラウザでカメラに内蔵されたサーバーにアクセスするという形になるのでMacな人でも大丈夫。
ダイナミックDNSを使って、動画を見られるようにすることも簡単ですが、いつでもうちにアクセスがある可能性があるのはちょっと無駄なので、今回は、一定時間ごとに撮影した写真をFTP転送して、ウェブサーバーから見られるようにしてみた。
この設定についてはメーカーサイトでも説明されているが、ウェブサイトを作ったことがある人ならば、だいたいわかるだろうと思います。要するに、カメラにFTPクライアントとしての機能が内蔵されています。設定した時間ごとに指定したサーバーへアップロードしておいてくれます。見たい人は、アップロードされた写真にアクセスすればいいわけです。これならば、ドメインがごちゃごちゃになっちゃうこともなく、いいですね。
どんどん上書きすれば、いつも同じ画像ファイルにアクセスすることで最新状態を見られますし、タイムスタンプをファイル名にしてその時の記録を残すこともできますし、通し番号をつけることもできます。
ソフト的な設定を済ませたら、カメラの設置です。
カメラ設定時にはカメラもパソコンも手元にあったので気づきませんでしたが、付属のAC/DC電源コードは2.5mくらいあるので、充分といえば充分。余分といえば余分。でも、いくら無線LANだからと言っても、電源はどこかからか引いてこなくてはなりません。無線電源ってわけにはいかないのです。それ、最初から計画のうちに入れておかないと、設置できませんので、ご注意を。
賃貸物件では、気安く穴を開けることに抵抗があったり不可能だったりします。屋外に電源があることも、それほど多くないと思います。エアコン穴から電源を通すことも可能ですけれども、すき間用電源コンセントPS-30を使うと、窓から電気を外に引き出すことが簡単です。防水などの安全に気を配る必要さえ忘れなければ、かなり便利な道具でしょう。
カメラを設置するためのマウンティングブラケットがひとそろい付属している他、マウントを壁などに打ち込むためのビス、石膏ボードなどにもねじを打ち込むためのアンカー、ねじを打ち込まずに卓上に置くためのウレタンの足などが、必要な分だけ付属しています。親切じゃん。(+。+)あちゃー、ねじを探しに行かなきゃならないのか......なんてことにならない、親切設計ですね。ホント、必要な工具=プラスドライバーとかキリとかがあれば、いきなり設置できる(さすがに、工具までは付属しない)。
ちなみに、カメラ本体には、三脚などで標準サイズの1/4インチねじ穴があります。天地にそれぞれ1つづつあるので、スタンドで下から支えることもできますし、上から吊り下げることもできます。本体が132gしかないそうですから、汎用部品を使ってステーを自作することも難しくないでしょう。
また、ねじ式アンテナは、別売りのアンテナを使用することも可能です。この辺りは、用途や状況に応じて、ってところですね。
ただし、防水防塵性能が殆ど無いに等しいので、屋外設置の場合は、状況に応じた加工が必要です。
また、役に立つかどうかと詰問されれば「役立つ見込は、いまのところナシ」って感じなのですが、このカメラを乾電池で運用したらどうなの? という実験もしてみました。どうして乾電池で運用してみたくなったのか、その理由は自分でもイマイチ謎なのですが、たぶんこういうことかも。
- おっ、無線LANなら便利じゃね?
- LANケーブルの取り回しとか面倒だからね
- でも、これならその面倒から解放されるーっ!!
- ε=(ノ_ _)ノ なのに電源ケーブルは必要なんぢゃんか
たとえば、決められた時間内だけ撮影する→かつ、開始時刻と終了時刻のタイミングは有人→ってな場合には可能ですよね。そして、終了時刻には電池を抜き取り、充電(充電式電池なら)。開始時刻にはその電池をセットすることで、電源オン。
......いやー、こんな使い方あるかなぁ。でも、電池でもイイから簡単設置を望むということなら、こりゃ使えるかもよ。ってなわけで、このような条件でテストしてみました(阿呆すぎる)。
- 120秒に1回撮影
- 撮影したらFTPで転送
- 320×240pxサイズ、圧縮率「中」(ファイルサイズ約10KB)
- LEDコントロールは「通常」
- 無線LANで運用
- しばらく放置したまま忘れていた単3充電式ニッケル水素電池(1.2V×4本、直列、2150mAh)をフル充電して電源とする
電池ケースとリード線とDCプラグ併せて500円くらいあれば作れます。
結果としては、160分間にわたり約80枚の画像を送信し続けましたが、そこで息絶えてしまいました。実用性は......低いみたいです。「ここまで無線LANの電波が届くんだろうか?」「この辺りに設置したらどうだろうか?」ということを電源ケーブルを引き回さずに手軽にテストしてみる、という、後ろ向きな使い方にオススメです。
さて、ライブカメラ設置したい人、いませんかー?
屋外設置の加工は別として、これほど簡単にライブカメラが設置できちゃうなんて、オモシロいですね。行き過ぎて、盗撮になってしまわないように。
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