バブルの終わり頃に、環境を意識し始めたりして「使い捨て」という言葉が狩られてきた。「使い捨て」と言わずに「使い切り」と言えば、それはアンチエコロジーではないという風向きなのだ。ニッポンの風土として、言葉を狩ることで無かったことにすることができるのだ。また、使い切った後にリサクルするのか廃棄するのかは消費者が考えろ、ということなのかもしれません。
とはいえ、確かに廃棄しているわけではないので「使い捨て」ではないこともあるのです。たとえば、使い切りカメラ。またはレンズ付きフィルム。でも、デジ亀の時代にレンズ付きフィルムもなかなか目にする機会が減ってきました。……ってわけで、使い切りデジ亀?
なんと、エコデジなるものが登場。ひとまず、1都3県のパレットプラザ・55ステーションで、ウォータープルーフが限定販売となっているようです。──っていうか、パレットプラザと55ステーションはいつから統合されていたの!! 知らなかったわけではないけれども、あまり意識していなかったし店舗の様子はとくに大きな動きが無かったので、ちょっとびっくりした。
この「エコデジ」は、液晶画面に廃ケータイのリサイクル品を使い、今後のロットではその他の部品もリサイクル率を上げていくとのこと。ニッポンでは、エコロジーといえば買い換えましょう!! という流れなので、仕方がないと言えばまぁそうなんですけれども、1980円でどんどん買い換えてリサイクルしてくださいねー……っていうのも、ちょっと時代の流れ的にどうなのかと疑問に思わなくもないです。リサイクルするための消費になってしまっています。
しかし、こうすることによって、顧客の囲い込みができるわけです。このエコデジは、基本的にはパレットプラザと55ステーション以外ではプリントできなさそう。いつも使うスーパーマーケットにそのいづれかの店舗が入っていたら、これはちょっとした写真を遺すにはいいかもしれません。
撮影済の本体を回収後、データ消去などを行う独自のリサイクル工程によってエコデジカメラ本体も再生いたします。
リサイクル時には当然、撮影データが消去されるわけですけれども、どのくらい一生懸命消去してくれるのか、心配もあります。フツーにただ消去しただけならば、ちょっとした復元ソフトがあれば、かなり復元できてしまうわけです。全レコードに1を書き込んだ後に全レコードに0を書き込む、くらいの徹底した消去をしてくれるのでしたら、あんな写真とかこんな写真とか流出せずに安全そうですが、そこんとこ、どーなんですかー?
研究熱心な消費者と、情報に流されるだけの消費者とに人柱になってもらって、いろいろ問題点をあぶり出してみてからの方が安心かもしれません。
それにしても、クールビズはおしゃれなシャツを消費するための運動だし、エコバッグはおしゃれなエコバッグを消費するための商品だし、結局はモノとゴミが増えるエコ活動はエコノミー活動の略で合ってますよね?
DA[blog]:Photo Pierre






コメントする