防炎、当たり前ぢゃないの?

2006年04月04日 公開

「防炎」じゃないカーテンなんて、イマドキまだ売っているということを、初めて知りました。法律で規制されているモノと思っていました。それって、カーテン屋とか内装屋がそういう素材を選んで勧めているだけで、デザインが気に入らなければ非防炎カーテンも選択できるんですね。知らなかった。

防炎マーク

延焼防止、知られていない? 「防炎品」の普及低迷

各地で多数の焼死者を出す火事が相次ぐ中、延焼防止に役立つとされる「防炎品」の普及が伸び悩んでいる。燃えにくい素材でできた防炎カーテンを使っていたため、連続放火犯による被害を最小限に食い止めたケースもあるが、一般家庭の普及率は、東京都内で3割程度。

総務省消防庁では「万一、火事が起きても命を救う効果がある」として、今月から、消費者の前で防炎品に火をつけ、燃えにくさを実感してもらうなどのPR作戦を始める。

昨年10月31日深夜。香川県国分寺町(現・高松市)の住宅地の集会場で、近くに住む塗装業の男(49)が窓を割り、カーテンにガソリンをかけて火をつけた。男は炎があがるのを確認すると、自宅に戻って火事騒ぎが始まるのを待っていた。

しかし、消防車が来ないので集会所に戻り、再び火をつけたところを警察官に見つかり、放火未遂の現行犯で逮捕された。男は、周辺で発生していた連続放火事件の犯人だった。高松市消防局は、「集会場で使われていたカーテンが防炎品だったために、全焼を免れた」とみている。

防炎品は、不燃性のガラス繊維などが使われ、着火しても燃え広がりにくい。防炎品の普及を進める「日本防炎協会」(東京)の実験では、普通のカーテンに火がつくと、炎はわずか1分で天井まで達してしまうが、防炎カーテンの場合、大型ガスライターの火を5分間近づけても、炎のあたった部分が黒く焦げるだけで済む。

防炎品の種類は実は豊富で、カーテンやカーペットのほか、障子紙や仏壇で使う白布、バイクカバーなどもある。特にカーテンの場合、日本防炎協会は「一般の商品と比べて割高ということはない」と説明する。

消防法は、高さ31メートル(11階程度)を超える高層建築物や、病院などの不特定多数が利用する施設で、防炎カーテンやカーペットを使用するよう義務付けているが、昨年3月の総務省消防庁の調査では、こうした施設86万6000か所の1割以上が使用していなかった。

(略)

昨年の住宅火災による死者(放火自殺を除く)は1223人と1979年以降、最悪を記録しており、総務省消防庁では「防炎品の普及が死者減少のカギになる」として、本年度の予算に約1000万円の普及・啓発費を計上。燃焼実験などの具体的なPR策を検討している。

[読売新聞社:2006年04月04日 14時56分]

防炎なんて、当たり前でしょう。ビッグサイトなどの大型展示場などでは、防炎素材の使用が義務づけられていて、そんな素材をカンタンに、かつちょっとだけ手に入れるなんて面倒くさく、仕方なくカーテンを買いに行くと防炎素材……に見えていたけれども、たまたま防炎素材が当たっていたということ? これからは、よく表示を確認しねばなりませんな。

でも、東京都が1000万円も普及啓発費に使うのは、どうやって使うんだろう? また、くだらない印刷物をちょっとづつあちこちに発注して散財しちゃうぢゃなかろうか。そんなことよりも、販売店に働きかけるとか、条例を作っちゃうとかした方がいいのにな。今年からは住宅に火災報知器設置が義務になるそうですが、そんなことよりも、防炎カーテンを義務にした方がいい。まぁ、報知器屋の利益にはなりませんけど。

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