HDR写真

2006年05月06日 公開

HDR(High Dynamic Range)写真が流行っている(?)という話。三脚で固定して、風景をいろいろな露出で撮影し、露出のいいところを合成すると奇妙なくらい陰影の少ない写真ができるというもの。普段、写真を撮ることで生計を立てているフォトピエールとしてはあまり珍しくない手法ですが、それでアートをすると、こうなる。

どうしてフォトピエールとしては珍しくないかというと、やはりインテリアの写真を撮れば窓の外は日中ならば真っ白に飛んでしまうし、夜間ならば真っ黒になるか窓に室内が写る。でも、窓の外の露出でもう1枚押しておいて、あとから窓と室内を合成すると、窓の外の風景「込み」のインテリア写真が作れるということです。また、白い商品と黒い商品を1枚に収める時も、どちらか犠牲にしなければならないのだけれども、白を犠牲にした写真と黒を犠牲にした写真を合成すれば、白も黒もハッキリ見せることができるというわけです。

10枚の「ゴッサム・シティ東京 」で紹介される写真は、だいたい空を暗めの露出で撮影したモノを合成しているので、ゴッサム感がとてもよく出てしまっているように思います。これは、今フォトピエールがやろうとしていることとだいたい同じで、建物のメインの露出で1枚、空露出で1枚、建物の影露出で1枚を、それぞれのいいところを合わせて、会社外観の写真を作る、、、ということとだいたい同じ。ただ、ここまで極端にやりませんけれども。広告で「不自然さ」を強調するよりも、リアルな写真では不自然だから何となく自然に見えるように合成するだけなので……。

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