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ノー選挙カー選挙


昨日、選挙について考えたり調べたりしていて気になった条例があったが、面倒だったので無視した。高崎市議会議員及び高崎市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例、つまり選挙カーとかその運行燃費とか選挙ポスターについて定めた条例だ。

手続きをすれば、規程内の範囲で費用を負担しますよー、と。阿呆な小市民でしたので、知りませんでした。選挙カーがタダだなんて!! 知ってました!? 知らないよ、そんなの。選挙は金がかかると嘆くヒトが多いのは知っていますが、選挙カートかポスターとか作るだけでもタイヘンだよな、と納得しちゃってました。

完全に、庶民は弱体化している。知る権利を履行していないんだ……。

しかし、選挙カーの負担金について、全然理解できません。まぁ、最大で64500円×(日数)分が税金で負担されるということのようなので、7日間の選挙期間なので最大45万1500円。一人につき、だ。ってコトは、候補者が50人いて満額請求するとすれば2257万5000円の支出!! 簡単に鼻血くらい出しますよ。

自動車は、輸送を依頼するか車を借りるだけかということでも金額が違うので、場合分けが多すぎて全然理解できませんので、場合分けが少ない、ポスターの方を見てみる。

第9条
高崎市は、候補者(前条の届出をした者に限る。)が同条の契約に基づき当該契約の相手方であるポスターの作成を業とする者に支払うべき金額のうち、当該契約に基づき作成された選挙運動用ポスターの1枚当たりの作成単価(当該作成単価が、26円73銭に当該選挙におけるポスター掲示場の数から500を減じた数を乗じて得た金額に557,115円を加えた金額を当該選挙におけるポスター掲示場の数で除して得た金額 (1円未満の端数がある場合には、その端数は、1円とする。以下「単価の限度額」という。)を超える場合には、当該単価の限度額)に当該選挙運動用ポスターの作成枚数(当該候補者を通じて、当該選挙におけるポスター掲示場の数に1.1を乗じて得た数(1未満の端数がある場合には、その端数は、1とする。以下同じ。)の範囲内のものであることにつき、委員会が定めるところにより、当該候補者からの申請に基づき、委員会が確認したものに限る。)を乗じて得た金額を、第7条後段において準用する第2条ただし書に規定する要件に該当する場合に限り、当該ポスターの作成を業とする者からの請求に基づき、当該ポスターの作成を業とする者に対し支払う。

これを一読して「なるほどね」って理解できるヒトは、あんた何者!! 全然意味わかんないので、分解して読解してみる。これ、1文になってるんだよ。カッコがあるから騙されないように。しかも2重カッコとかになってるしぃっ

固くてなかなかかみ砕けない。

  1. 高崎市は
  2. 候補者がポスター制作業者に支払う金額のうち
  3. 1枚あたりの単価に
  4. 作成枚数分の金額を
  5. 請求に基づいて
  6. 支払う。

短くすると、こうなる。そして、あとくどくどと書いてあるのは、カッコ書きの部分。

  • ポスターの作成単価が
    {26円73銭×(ポスター掲示場数-500)+55万7115円}÷(ポスター掲示場数)
    端数は繰り上げ
    ↑これ以上になっちゃう場合は、この金額を単価限度額とする
  • ↑(この「単価」)×掲示場数×1.1 ……が請求できる限度

この分を、規程の届出によって税金で負担してくれるわけね。なんとなく解った。でも、掲示場の数が全然わからないので、いったい何枚刷るのだか見当がつきませんので、印刷代金もいくらになるのだか想像できません。

掲示場の数マイナス500という計算があるので、500以上あるということなのだろうなぁ。旧高崎市選挙区では、61投票所ある(旧郡部を合わせると115もある)。やぱし、選挙管理委員会 直通電話027-321-1301 ファックス027-321-1188 Eメールsenkan@city.takasaki.gunma.jpに訊いてみないとわからないか、、、。


うっかり着地点を見失いましたが、そんなわけで、公費を無駄に使ったり燃料を燃やして地球を暖めたりすることもないんぢゃないか、ってコトで、選挙カーを使わないで選挙に挑んでいる人たちがいるそうです。

地球温暖化がなんちゃらかんちゃらと言っている割には、みんなフツーに冷暖房しているし、フツーにガソリンを燃やしている。タクシー運転手は急発進するし、バスは停車中もアイドリングぶんぶん。そして、選挙になれば車で地域を縦横無尽に走り回って、ただうるさいだけの声を発する。

チャリンコ選挙活動とかが当たり前になると、いいですな。あるいは、「電気自動車に限り、運行費用を多少負担」とか。人力自動車(……は、すでに自動車ぢゃないけど)なら、弁当代を多少負担とか、そーゆー選挙ならすてきだ。そしたら、使い古しの老人は立候補しなくなることでしょう。

とくに交通網が死に体の地方都市の選挙! どんだけ交通が不便なんだか体験しながら選挙活動しろ。


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