左手でレリーズする

2008年05月28日 公開

ブロガーが集合して乾杯するとなると、ほぼ全員が片手にビール+片手にカメラという状況になるそうです。なんとなく、わかるかも。

工業製品ってのは右手で操作することを前提として作られるものが多く、そのほとんどは左手で操作しづらい。仕方がないけど。カメラも例に漏れず、右手でシャッターボタンを押すようにデザインされている。かつて、ニッポンのある光学メイカーが、左手シャッターのコンパクトカメラを作ってみたことがあるけれど、あまり長続きしなかった。それは、左手利きのヒトはそれなりに右手利き用工業製品を使うことに慣れていたからかもしれない。

時代は移り、ブログの時代になりました。みんな写真を撮ります。でも、多くのヒトが右利きで、作業などは右手でやります。調理とか、食事とか、切ったり貼ったり書いたりとか。それをデジ亀で自分撮りするとなると、作業をしている手を反対にするか、撮影する手を反対にするしかないわけです(例外として、三脚を立てるという方法もあるけど)。そして、多くのヒトが、左手で撮影することに対して工夫をしちゃっています。

これって、もう定番なの? そんなのアリ? というわけで、軽く提案してみましょう。

一眼レフカメラ

報道屋さんが使うようなカメラになると、元々サイズもでかく、そのおかげで元々ついていたりするのだけれども、縦位置グリップに縦位置シャッターボタンが付いてる。カメラをぐるりと90°回転させた位置でもグリップでき、レリーズもできるという機能だ。これは、元々装備されていない機種でも、追加できることがある。

三菱系のあの光学メイカー

縦位置シャッターボタンを手に入れたら、こっちのものです。

カメラを天地さかさまに持つ感じで、左手でホールドする。すると、縦位置シャッターボタンは、左手の人差し指の位置に来ます。

左手を乗せてみる

あとは、カメラがさかさまのまま左手でレリーズし続けるだけです。イマドキ、オートフォーカス(AF)だって当たり前に付いている機能ですから、ピント合わせに困ることもないでしょう。もちろん、撮影された画像はさかさまになりますが、画像を回転させるフリーソフトウェアだっていくらでもあります。

もちろん、問題点もいくつか考えられます。

余分なパーツを追加することになるので、カメラサイズがデカくなって邪魔。近場ならまだしも、旅行にでかけるとなると、そのちょっとしたサイズが気になるヒトもおられることでしょう。

また、カメラの機種によっては、そのパーツがメイカーで取り扱っていないこともあります。まれにサードパーティ製があったりしますが、需要がないので供給もわずかですし、あまり親切な品物ではないようです。

さらに敢えて言うならば、ストイックさが半減します。禁欲的に、必要最小限の装備で頑張る姿が美しいと考えている人には「カネにモノ言わせてる」と受け取られる可能性があります。

まぁ、いづれにしても、一般的に流通しているカメラ類は左手でレリーズすることを考慮していないものがほとんどですので、撮影者がどうしても左手で撮影したいとなればそれなりに工夫することが必要になってきますね。

ちなみに、コンパクトカメラでの左手撮りは簡単です。やはりカメラを逆さまにして左手で持ちます。拇と人差し指で天地を挟むようにホールドする場合、拇の位置でシャッターを切ればいいわけです。結局、天地さかさまで撮影することになりますけど、天地さかさまで何か不都合なことが無ければ、侮れない方法のひとつとしてやってみる価値はあるのではないかと思うのです。

【リンク】一眼レフを片手でシャッター切る方法

.