ビアカフェB.B.で炭入りピザをいただく(南牧村)

2009年06月27日 公開

南牧村をうろうろしていると、砥沢から羽沢に入ったあたりで、ビアカフェへの案内看板が視界を横切る。「へっ?」とか思うわけです。過疎化日本一で、限界集落をいくつもかかえる南牧村において「ビアカフェ」っていうカタカナがとても不思議な響きとして、頭の中のコビトさんたちが一瞬ざわめきます。

そんなビアカフェって、どんなところ? と思って行ってみました。

玄関

県道93号を進むと、砥沢から羽沢に入った所の橋の所に、廃校になった尾沢小学校が、民俗資料展示室兼生涯学習センターとなって存在しています。公共交通では、勧能行き南牧ふるさとバスが上信電鉄下仁田駅から出ています。下仁田駅から約30分、羽根沢で下車。

そこから県道201号へ分かれて旧校舎前を通り過ぎてわりとすぐ。南牧村以外ではちょっとあり得ない角度の取付道路があり、そこを登るとビアカフェB.B.。

ちなみに、路線バスとは別に一週間に一度、この県道201号の奥へ行く大上上行き乗り合いタクシーが来ます。別の日には道場行き乗り合いタクシーも来ます。

道路

あり得ない角度は、曲がる角度もそうですが、登る角度もすばらしい。ビアカフェB.B.は、保育園を改修したと聞きましたが、この坂道で幼少時から足腰を鍛え上げられたわけなのでしょう。たぶん。

保育園の佇まい

保育園の佇まいを残しています。南牧村はそこそこ賑わっていたらしく、このすぐ下の尾沢小学校も約50年前は1学年80人くらいはいたという話です。

わんこ

元園庭のはじっこにある元運梯の下には、看板ワンコがいました。デカい。では、靴を脱いであがらせていただきます。「こんにちは!!」

廊下

ホントに元保育園そのまんまっていう感じです。うっかり集落にコドモが増えたら、ビアカフェ付保育園としてそのまま再生できそうな感じがしなくもないです。この廊下を通って通されたのが奥の座敷。

座敷

クーラーは無いと思います。女将さんは窓を開け放つのが好きだから……と言っていましたが、山のいい風が入ってきます。山のいい風には虫がつきものですので、虫が嫌いなヒトは虫を無視しておいてください。ひゃっほー。誰ウマ?

冴えない駄洒落が一段落しましたところで、昔風ピザ¥600と、スパゲッティカルボナーラ¥600をお願いしてみました。では、まずは昔風ピザ。

昔風ピザ

約20cmとのことでしたが、実際には24cmくらいあったと思います。手延べなのでしょうから、その辺の細かい数字は誤差の範囲だと思います。

手で持つ

ややグレイに見えるのは、光線の加減というわけでもなく、実際にグレイです。これは南牧村の産業「炭」を粉にしたものが練り込んであるということです。群馬ではうどんに炭を混ぜたり、意外に炭食な文化があるのかもしれません。

そこから少し行きすぎた所に、粉炭センターなるものも存在していますし、炭をフィーチャーしている会社も村内にあります。

ピザの生地は薄めでした。

カルボナーラ

スパゲッティの方は──すみません。食に対する執着が薄めなもので、あまり記憶にないのですが、やや減塩っていう感じで、自分で作るカルボナーラと比較するとゆるめな感じでした。うちはチーズを入れすぎなのかぁ? もうちょっとモソっとした感じになってしまいます。

これで、ビアカフェなんだからビールをいただかねば本筋ではない感じがしていましたけれども、運転して帰ることを考えると自重です。バスで行ったらいただいてみたいとは思いますけど。

かつては、グッドデザインぐんまも受賞したビンで販売もしていたようですが、今では販売はしていないみたいです。残念。……っていうか、その話、ご本人に聞きそびれてしまいました。もっと残念。また行けばいいか。

場所はとんでもない険道の途中という感じではありますが、険道93号下仁田臼田線は、ツーリングな人々にはわりと知られた道路のようです。また、雪が少ないため、冬期も越境できる道としてもちょこっと知られているそうです。なので、ツーリングのついでに立ち寄るのもいいかもしれません。

元プールと思しき位置に、風呂釜のようなモノが置いてありましたが、それは今のところフラっと来たヒトのためには供されていないようです。ご主人のツーリング仲間が現れて使った、とかいうような内容のバイク雑誌のコピーが貼ってありましたけど。

ビアカフェB.B.

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