冬至なので、商業の神様をフィーチャーする

2010年12月22日 公開

ひゃっほーぃ! HO HO HO!! 世間はクリスマス商戦真っ只中。消費して内需拡大に貢献していますか? 商業の神ジーザスさんの名を借りたシャカシャカした期間がピークを迎えておりますが、ニッポンではそもそも「クリスマスはいつにする?」が罷り通る社会です。

クリスマスはいつにする?

クリスマスの根源的な理由なんかどうでもいいのです。あのヒトの誕生日のお祝いじゃなくて、「クリスマスのお祝い」なんですから! 成人の日だってハッピーマンデーなお箸の国ですから。

しかも「×mas」。ペケマスと読むのか、バツマスと読むのか、いやいや、英語風なんだから「クロスマス」でしょ?……という提案も、頭がおかしい写真屋が言うと世間はガン無視です。そりゃそうですね。特攻服の刺繍の文字数を減らすために普段使いもしなければ書けもしない漢字を多用するのに似たニオイがするんだけど。

さて。今まで無視され続けてきた疑問を、改めて投げかけてみましょう。

教えて、クリスチャン!

ニッポン語で言うところの「西暦」は、キリスト教暦 Christian era なわけで、それはイエスとかノーとかいう商業の神となったヒトの生誕を基準にしているということはご存知の通り。それなのに、氏の誕生日を祝う日がなぜか12月25日。どうしてよ? なんでそんな半端なわけ? 12月25日から31日までの1週間は、何なん? 西暦0年? それとも西暦1年は7日間だけだったとか? おかしくね?

勢力拡大のために異教に乗った!?

ネット上で、解答のひとつと言えそうなページを発見しました。

今でこそ地球じゅうに広まりましたが、2000年くらい前はまだまだ少数派だったらしいキリスト教。その布教活動を盛り上げるために、太陽の神の祭りに乗っかった、という説があるそうです。

冬至(現代ニッポンでは12月22日頃)には、太陽の力が一年の内で最も弱まるので、太陽のお祭りをしていたそうです。そして、ローマ帝国に弾圧されたり公認されたりツンデレな扱いを受けていたキリスト教は、西暦300年代にミトラス教の冬至の祭りを取り込んじゃったのだ。ミトラス教の冬至に行う太陽生誕祭が12月25日だったのだ。

そしてその後、ミトラス教は禁止され、迫害され、衰退し、消滅してしまい、太陽の誕生を祝うお祭りがジーザスさん生誕を祝うお祭りになったまま、脈々と現代までひきずってきちゃったというわけのようです。

太陽が最も力を失う「冬至」。それは、太陽が復活し始める日でもあった。太陽神崇拝の冬至祭を強引にイエス・キリストの誕生日として祝うことにした結 果、キリスト教は確かに異教徒を取り込むことに成功したが、それはまた、キリスト教の異教化(正確にいえば、イエスの説いたもともとの教えからの逸脱)を 進めることにもなったといえる。

【リンク】絵文録ことのは

にゃるほどね! それなら、ニッポンのオッサンも納得ですよ。

そして、それが現代ではさらに拡大解釈され、商運の神として、無くてはならないキョーレツな存在となっているわけですね。うむ。

たとえばフランスの家庭ではキリストの洗礼を祝う

ニッポンでは、12月25日を過ぎるとキリスト色を大慌てで消去し、

  • 音楽は軽薄なクリスマスソング→「もういくつ寝ると」→「春の海」
  • 食べ物は(なぜか)チキン→「おせち」→カレー→ピザ
  • 衣裳は阿呆に見える三角帽→「紋付き袴羽織」
  • 飲み物はシャンパン→「屠蘇」
  • クリスマスツリーは→門松
  • 宗教はキリスト教→仏教+日本神道

に早変わりしてしまいます。これ、商業的にやるのは超忙しいんですよね。そうとは言え、キリスト教が根付いている地域では事情が違う地域もあるようです。

フランスでは、Épiphanie(エピファニー:公現祭)をお祝いしてガレットを食べるんですって!  救世主がこの世に洗礼を受けた日を小さくお祝いしたりするようですね。このエピファニーのガレット、大々的に売り出している店舗は数少ないようですが、群馬ならば前橋で扱っておられるお店もあるようです。

【リンク】フランス料理 ランビアンス

世界は広い。海は深く宙は高い。

さぁ!「オレは仏教徒だからクリスマスは死にました」って言ってた野郎ども! シャカスマスの支度を怠るなよ!!

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