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ボロになった日本銀行券


硬貨は、よほど摩耗したり変形したりしない限りそのまま使い続けられるようですが、紙幣は紙なのでボロくなる。ニッポンの紙幣はそれでも優秀な方らしいのだけれども、その寿命は永遠ではない。

ボロボロになってしまったお札が、(偶然にも)日本銀行に戻ってきた際に、そのお札が「寿命」かどうか、判断されます。

そして、そこで「寿命」だと判断されると、お金としての役目を終えることになります。

もちろん、そうなると処分されます。

お札は日本銀行本店の地下工場で、薬品を使って溶かされるのです。

そして、再生紙として新しいスタートを切るのです(最終的には段ボールの芯などになることが多いとか)。 ちなみに、お札の平均寿命は1万円札で約2年~2年半、よく使用される千円札だと約1年~1年半だそうです。

[法律の雑学の部屋・2階]

機密書類廃棄サービスとだいたい同じですね。溶解して再生紙原料となるのが一般的なようです。

でも、100%溶解されるかというと、そうでもないみたいです。

日本銀行券裁断片

日本銀行券裁断片入りシャープペンシル

印刷局の土産品として人気があることはあるようです。

このシャープペンシルの中には、傷んだりして使えなくなった日本銀行券の裁断片が入っています。

シャープペンシルを壊して裁断片を取り出すことはしないで下さい。裁断片を組み合わせてお札を復元してもお札として効力がないほか通貨変造の罪に問われることがありますので、ご注意下さい。

やれやれ、だ。(´・ω・`) =3

日本銀行券裁断片入シャープペンシル

その昔は「日本銀行」って名入りだったようですが、現在はありませんね。経費節減か。ま、仕方がないことです。それにしても、この安物感は長く使うことを想定していない造りだな。そして、毎日コレを作ってるヒトもどこかにいるってことですよね。もしかして、管理がバッチリ行き届いた職場ということで考えると、受刑者作業場か?

4月26日にはこんなニュースも

一万円札と千円札、記号部分の色変更 黒から褐色に

日銀と財務省は26日、一万円札と千円札の記号と番号の色を現行の黒から褐色に変更すると発表した。数字と記号の組み合わせ約130億枚 すべてが使用されてきたため。2000年以来11年ぶりの変更となる。発行は7月19日以降の予定。なお、現在使われている紙幣は引き続き使用できる。

00年には千円札で褐色から暗い緑色への変更があった。現行の紙幣になった04年以降では初となる。二千円札と五千円札は変更しない。

[日本経済新聞2011/4/26 11:27]

やぱし、それだけ流通はしてるっていうことなのか、あるいはタンス貯金で出回らなくなっちゃっているということなのか。どっちかなぁ。

【リンク】お札の紹介(独立行政法人国立印刷局)


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