ポータブルマグ型スピーカー SONY RDP-NWV600

2013年03月13日 公開

小さい貧弱なシングルスピーカー内蔵のカーラジオ搭載車でいつも移動しています。まぁ、ラジオが聞こえればいいのではないかと思っているのですが、不満点がいくつか。

  • 山間部はラジオが受信しにくい
  • ラジオが受信できないと自分で歌うくらいしか娯楽がない
  • その区間が意外に長い

一言で言えば「好きな音楽くらい聴けたらもうちょっと楽しいかな」だ。まさかイヤフォンで聞くわけにもゆかず、iPod等からFMトランスミッタ経由でラジオ受信してもすぐに音質に不満を抱くのだろうなとも思う。もうラジカセとか持ってないし!

SOUND MUG 箱

そこで、ポータブルマグ型スピーカー SOUND MUG RDP-NWV600を導入してみた。NWV500は有線接続のみ、NWV600は Bluetooth 接続機能付。価格で選ぶとNWV500の方が断然安いのだが、やはり無線接続の方が使い勝手はかなり上まわると思うので、NWV600を。ヤフオクで20,000円前後、アマゾンでは送料込19,000円弱ってところでした。(2013.3)

デスクでも使えて、外や車にも持ち出せる、という特徴らしいのだけれども、実際にはそんなにあちこち移動しないでしょう。この手の「いろいろ」加減は、結局はデスクに置けば置きっ放し、車に持ち出せば持ち出しっ放しになってしまうもので、はなから車載専用と決めて購入。

音質は、なかなか満足できる範囲

さっそく自動車に持って行き、iPod touch や、スマホ(F-12C)から Bluetooth 経由で接続してみた。接続はとても簡単で、電源をシガープラグから取ったら Bluetooth ボタンを押してプレイヤーから選択して接続するだけ。

音質は、チャラい外観から想像できない低音・高音。自重がカタログ値で540gと重たくなっていて、安いスピーカーにありがちなポコポコ感は無い。バランスは好みの問題と思うけれども、たいして気にならない程度。むしろ、音質にはそれほどこだわらないからこのようなスピーカーを手軽に導入するわけで、それなりの音圧で鳴れば充分なのではないかと思います。

とくに音が割れがちな

  • ピアノがガンガン鳴る音楽
  • ブラスがバリバリ鳴る音楽

このような、広音域にわたって分厚く鳴り響きつつ弦をひっかいたりリードがバリバリ響いたりする攻撃的な音質が混ざってくる音楽が、ちゃんと聞こえるのはいいですね。

また、バランスはまあまあ悪くないのだが、車が走り出すといろんなノイズによって音楽が聞こえづらくなったりすることがある。そういうときは、プレイヤー側のイコライザーで調節するといいと思います。軽VANはかなりノイジーなので、中低音と中高音を強調する波形で。

車載専用と考えると、無駄なパーツが多すぎる

あっちでもこっちでも使える、という「売り」の部分が、はたしてどの程度買われているものか。車載専用と割り切って購入したので、実際にはこれだけあれば足りる。

SOUND MUG 車載に必要なもの群

  • 本体
  • 防振マット
  • DC12Vシガーソケット
  • すっ飛び防止ストラップ

ドリンクホルダーを利用して車載することをかなり意識したスピーカーシステムなので、ホルダー内でカタカタ動かないように防振マットが付いてくる。また、安全確保を指導されたのか、すっ飛び防止ストラップまでも付属している。ちなみに、ストラップを車内に固定する金具までもが付属しているのだが、今回は使用しない。

で、このストラップバンドを着脱しつつ室内や車内を手軽に移動しながら使うかと聞かれると、答えは自ずと決まってくる。

ちなみに、最終的には防振マットも要らない。こんなデカいモノが収まる場所が無かった。

車載専用と決めたら、全然要らない子たち

SOUND MUG 要らない子たち

AC100V電源線。ウォークマン接続線。リモコン。ドック。ウォークマンアダプタ2コ。ヤフオクか。

SONY様の独自規格性がひどい

車に持って行く前に、ためしに室内で鳴らしてみるかと思い、AC100Vを本体につなごうと思ったら、つながる気配ナシ。

SOUND MUG つながらない線

コネクタ形状は非常に似ているが、AC100V線を本体に直接つなぐことは不可能なので、わざわざドックを出して来ねばならない。本体は車載用DC12V線専用のコネクタなのだ。ひどい。ウォークマンなんか持ってないのでウォークマンスペースがわざわざ用意されているドックなんか全く必要ないのだが、100V電源で使おうとしたら必ずドックが必要なのだ。

ひどい。SONYはこうやって没落しました、と理解できる仕様。

ドックも本体も入力はDC12Vなんだから、コネクタ形状は同じに統一しておくべきでは。違う規格のパーツを作ればコストだって割高になってくでしょが。

総合的には、かなり良い

小さい見た目のボディから想像以上の音圧。操作の簡単さ。専用ホルダー不要で設置も簡単。

ただ、やはり1スピーカーであることには変わりないので、6つも8つもスピーカーが埋め込まれてるカーオーディオ装置と比べちゃあかん。

また、携帯音楽プレイヤー+Bluetoothなので、細かい音質についてもスルー。

サウンドマグを乗せるとピッタリ

音の拡がりについて

エブリィD64Vには、運転席と助手席の間、パーキングブレーキレバーの前にカップホルダが付いている。これはこれで便利。ここに SOUND MUG を設置すれば、ボリュームくらいしか操作しないけれども操作が楽。

ただし、これではただ単に音圧があるモノラルスピーカーがあるだけだ。

なので、敢えてラジオの前にカップホルダを増設して設置してみた。背が高いのでラジオ下に増設したカップホルダに立てると、頭の部分がダッシュボードよりもちょっと上に出てくる。そこから360°に音が拡散され、フロント方向に出た音はフロントグラスに反射してやや遅れて響いてくるわけだ。これが、悪くない。

カップホルダ増設は、2000円程度+30分程度なので、もしオーディオのスペースが余ってるのならばやってみる価値はあろうかと思います。

どっちみち、6スピーカーにはかなわない

ステレオ感や音の拡散は、1箇所から出てくる音と6箇所から出てくる音では全然勝負にならない。

でも、フツーのカーステレオのスピーカーはドアに埋め込むのが一般的だ。そうすると、ドア内部の空洞全体がスピーカーになっちゃって、車外に音漏れしやすい要因なのだが、この SOUND MUG ならば車外への音漏れはまずほとんど気にならない。車のボディを奮わせるほどの威力がない上に、壁やドアにくっついていないからだと思います。

Androidアプリには、Poweramp

主にAndroidケータイのオーディオプレイヤーを使うため、Powerampをインストール。

Powerampが他のプレイヤーとちょっと違うのは、Bluetooth接続すると自動的に音楽再生スタートされるということ。世の中のみなさんはあまり気にしないようですが、ケチなので長いと知っている踏切や信号では自主的に(自動車の機能ではないけど)アイドリングストッピングしています。そしてエンジン再スタートするとセルモーターに電気集中するので電装品の殆どがOFFになってしまいます。

自動車の電装品OFFということは、重いくせに電池を内蔵しない SOUND MUG ちゃんも自動OFFします。でも賢いんだか何なんだか、自動ONもします。自動ONした時に、Bluetoothも自動接続できました。

このBluetooth自動接続すると、自動的にプレイヤーONってところが非常に気に入っています。もちろん、そうしない設定もできます。無線接続ではなく、イヤフォンジャックが挿されたら自動再生、なんていう設定もあります。

また、イコライザーの能力も良く、プリセットから選ぶだけでもだいぶ満足できるものと思います。

総じて、悪くない。

むしろ、これ以上のモノがあるならば提案して貰いたいくらい。ウォークマン規格に囚われずにもっと自由に企画したら、もっともっとおもしろいものになったんじゃないかと、SONYの先行きを少々心配してみるのは余計なお節介。

ウォークマンユーザーは保証書とレシートを送るとドックがもらえます! とか、そういうことでもよかったんじゃないかと思うんだよな。囲い込み商法は今ではどの業界でも当たり前なんだけれども、御ソニー様は全然上手にユーザを囲い込めてない!

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