アイコンも意味を持つので徹底活用するための考え方

2015年02月28日 公開

印象操作と言うとなんとなく悪いイメージで使われることが多い言葉ですが、利用者の意識に意味を刷り込むことはわりと重要です。アイコン・アイキャッチ・キャッチコピーなどで繰り返し訴求することで、利用者が無意識のうちに実践しようとしてくれたらまず成功と言ってよいかと思います。

ある複合施設のウェブページにはこんな注意書きが。

公共交通機関を利用してきて欲しい訴求画像

「公共交通機関で来て欲しい(自家用車の利用は遠慮してもらいたい)」ということを、

  • 赤の縁取り、
  • 赤文字で、
  • 目立つように

訴求しています。アイキャッチとなるアイコンも、電車・バスを連想させるものになっています。

ところで、この施設にはどうやって行ったらいいのかな? と思い、交通案内のページを探すためにメニュー画面を見たら、これだ! わん、つー、すりー

交通案内へ導くメニュー画面なんと、アイコンが自動車……。トップページでは「自家用車やめてくれ」と訴えつつも、交通案内を表すアイコンがこれでは訴求力に欠けるのではないでしょうか。

客に対して幅広い選択肢を与えるのも広報の目的であるとは思います。しかし、道路混雑を回避し解消するために自家用車利用を控えてくれとトップページで強く訴えかけているにもかかわらず、これでは、その訴求も虚しく響きます。

細かいことですが、こういうところで繰り返し「電車!」「バス!」と訴えかけ続けることで、利用者にはなんとなーく自家用車ではなく電車とかバスとかで出かける場所なんだなということを潜在意識に擦り込み、「教育」する必要があるのです。そうすれば、トップページでの訴求も活きてくるのです。

まだオープンしてから間もない施設のようですが、PDCAを回し続けてよりよい方策で来店者に満足してもらえる機会は、意外なところに多く潜んでいます。

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